司法書士おススメのエンディングノート その5

『いきかたノート~生きかた・活きかた・逝きかた~®』

エンディングノートの作成セミナーの時に、
参加者に「唐津市もエンディングノートを配布していますよ」と教えていただいた。
さっそく、市役所の窓口(包括支援センター)でいきかたノートをいただいてみました。

普通のエンディングノートだと思ってはいけません。内容がかなり違います。

まず、作成に携わっている方が医者や介護にかかわる人だというところ。

生きかた・活きかた・逝きかた と記載のあるとおり、自分らしく最期まで生きていくことができるためのきっかけとして活用してほしいとあります。
つまりは、相続人からの葬儀や財産の処分が円滑にいくような、ある意味わがままな視点は一切なく、これまでの人生、これからの人生をその都度その都度、自分と向き合い自分の気持ちをいきかたノートに記載することで表現してく、そんなノートです。

評価 5段階
文字の大きさ  5 カラーで見やすいです。文字も大きい
わかりやすさ  2 自由記載欄が多いので、何を書いてよいかわからない方も多いかも
オリジナリティ ? 他のエンディングノートとは一線を画します。エンディングノートと呼んではいけないカテゴリーかもしれません。
値段      5 市役所で無料でもらえます。

私のセミナーでよく言っている遺言書とエンディングノートはセットで作ろう。相続人に迷惑をかけないようにしようという法律や遺産、葬儀の点は全くありませんので、そこは注意点であると思いますが、本来のより良い最後を迎えるためのツールとしては良いかもしれません。

良い点は、これからの希望や、自分らしい最期について、1回目、2回目、3回目とその都度都度の気持ちの変化に合わせて書く欄が設けられている点です。一般的なエンディングノートでは、一度記載したら、書き直しを前提としていませんので、書き直す場合にはもう一冊購入して記載せざるを得ません。作成に携わったお医者さんならではの視点ではないかと思いました。

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